元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

親の預金管理

私の父は亡くなるまで年単位でしばらく病院のお世話になっていました。
ここ数年は精神的にかなり不安定でそれに対して家族も疲弊していて
とてもきちんと自己管理ができる状態でなかったので。

病院にいる間は、自由に外出が許されておらず、ATMも設置されていなかったので
預金を引き出したりというのもちょっとハードルが高くて。
というか、父はお金あるだけ遊興費に使ってしまう為、本人管理はかなり不安。

そこで、入院中に必要な金額だけ、小遣いの様に渡していました。
本人の貯金なのに自由にできず気の毒でしたが、生活と平和を守るため。。。

ところで、こういう年老いた親の預金はどう管理するのが望ましいのか?


放置状態の口座もいくつか。現金はほとんど入っていないけど。

結構前から心配して、正式な法的手続き…家族信託とか成年後見制度について
ネットで調べたり、役所の法律相談的な場に話を聞きにいったりもしました。

が、こういった法律上の制度に則った手続きもとても大変だし
後見人なり監督者に指定された専門家に報酬を支払い続けなければならない。
あと、第三者が後見人になってお金着服されたりといった問題もあるようで
こういった制度を使うメリットが感じられませんでした。
資産家で財産がたくさんあるような家庭ならきちんとやった方がいいでしょうけど
しがない中流下流の庶民向けの制度じゃないような。

で、どうしていたかというと。
おそらく好ましくない方法だと思うので大きな声では言えませんが
通帳とキャッシュカード、預かってました。暗証番号も知っていたので。
もちろん本人の意思確認の下で。

親の口座が信用金庫だったので、手数料ゼロの提携ATMを調べました。
引き出したお金は一度私のネットバンク口座に入れて
親のいた病院へ毎月送金していました。これまた振込手数料ゼロのやつ。

記帳がネックでしたが、たまたま私の自宅近くに
地元の信用金庫と提携している所があり、東京にいながら記帳することができました。
通帳をよく見ていると、無駄に支払い続けている会費等のチェックもできて
私が管理している間に不要なものを解約して、支出もだいぶんカット。

本人から通帳預かった時は、驚くほど残高が少なかったのが
数年間で人並みの貯蓄をすることができました。
それもこの先介護等で必要になった時に備えて…のつもりだったけど
思いがけず病気で使えず終いにはなりましたが。

残ったお金は実家の後処理のためにとっておきます。