元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

されどハンコ

コロナ禍以降、河野太郎さんが旗振り役で脱ハンコを進めたおかげで
ふるさと納税のワンストップ特例申請とか役所の申請は印鑑不要になりましたね。

それに倣って民間企業も印鑑文化からの脱却が進んでいると思いますが
私の勤め先って、よくよく考えてみると前々から要印鑑の場面が少なかったかも。
上司の承認の必要な書類もエクセルのフォーマットをメールで提出するだけだったし
(今は別のクラウドシステムを使ってる)
元々印鑑を押すことについては、ついてさほど重要視してませんでした。

まあ、ただ私はハンコは嫌いではないですし
社内回覧で見ましたよ~のサイン代わりにポンとやる為には常備してました。
あくまでただのスタンプ。

ハンコひとつの為に出社しなかればならない、みたいな具合で
印鑑に翻弄されるという経験はあまりないのですが
先日ハンコひとつの為に、あわや緊急帰省せねばならないところでした。


私が生まれるより前に亡くなった祖先の名義になっていた土地(山林)を整理するため
登記の手続きを進めることになりまして。
それで私の親の印鑑証明を提出する必要があったのですが
登録証と該当する印鑑が所在不明…多分登録はしてるだろうけど見たこともない。

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サラッと書いてくれてるよな…。

分からなくなってしまったのなら、役所で再登録の手続きをすればいいのですが
持病ありの親が自力で手続きをしに行けるとは思えず…。
かといって代理人による手続きは更に面倒で。
詳しくはネット検索すれば書いてありますよ!

脱ハンコムーブメントで生き残った印鑑登録の制度。
ここぞという大事な公的手続きに使う証明書のためアナログ対応なのは分かるけど
登録手続きや証明書発行も窓口対応のみで、郵送での取り寄せは不可。大変。
一部自治体はマイナンバーカードで取れますが。私の地元は窓口のみ\(^o^)/

この印鑑ひとつがないと登記の手続きがストップしてしまうので
ここは私が帰省して役所に出向くしかないか…と意を決しました。
子供を置いて長く家を空けるのはキツイ。仕事も休みづらい。
夫に1日任せて、始発・最終便の飛行機でギリギリ行けるか。。。

と、飛行機の便まで調べて覚悟をしていたのですが
結果的には地元の関係者にサポートいただけることになり
私が現地入りしてフォローする必要はなくなりました…ホッ。

しかし、このせいで2日ほどモヤモヤ悩んでいて
仕事や家事のパフォーマンスが落ちていたのは悪い影響でした。
私、単身赴任中にもこの印鑑登録の事で翻弄されていたのよね。
印鑑登録をする時に役所に本人が出向けないケースは面倒だというのを再確認。
皆様もご注意ください~。

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