元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

NHKアナの育休後退職のニュースを見て

NHKの青木アナウンサーが、長期の育児休業の末に退職したのが
ニュースになって、批判的な声がネット上でも沸いているようですね。

つい先日まで朝ドラの『まんぷく』を楽しませていただいておりましたが
日常的にはほとんどNHKを見ることがなかったため
所属のアナウンサーについては全く存じ上げておりませんでした。

が、育休といえば自分にとっても身近な話題ですし
ニュース記事にかじりついてしまいましたよ。

なんでも、お子さんを4人も出産されて、連続で7年も育休を取得されていたそうです。
そして復帰することなく最後の子の育休を満了して?退社とのこと。。。
ご主人の仕事の都合がナントカってのも記事には書いてありましてね。

まずこのご時世に4人も出産ってのはすごいことだと思う。
少子化対策に貢献されているということは素晴らしい。

が、休みに休んで、職場に戻ることなく育休からそのままフェードアウト??
というところで批判殺到してるんだとか。
「受信料返せ!」なんて声もあるそうです…これは間違ってますが。。。
育休中の給付金は勤務先でなく、雇用保険から支払われてるんですよー。


育休ってのはそもそも復帰することを前提として取得できるもので
そのために勤め先も復帰後の席を確保してくれている(はず)のだから、
一旦は復帰するべきでしたよね。
そうであったなら、ここまで非難に晒されることもなかったと思う。

妊娠・出産という大きなライフイベントを経て、
想像以上に子供の世話が大変で、両立が難しいと感じたり
休職している間に仕事に対する考え方が変わることもあるでしょう。
正直、私も子供の顔を見ながら心が揺らいだことはある。
また同じように仕事するのキツイなーって。

休職に入る前、しばらく戦力外になることに対して大きな罪悪感を持ちました。
だからこそ、また復職したらしっかり働かなくてはと。
そういう気持ちがあっても、休職が長くなればなるほど
段々と仕事から気持ちが離れていくんですよね…。

この方も第一子の時はそうだったんじゃないかな。
下の子を授かり、子育てに追われる中で心境の変化もあったのかも。

今の法制度だと復帰せずに辞めてもペナルティはありません。
まあ、性善説に基づいた制度とも言えるんでしょうか。
だから戦略的に制度の恩恵を最大限享受しようって考えの人もいるのだろう。
こうなると育休を取る人皆への印象が悪くなっちゃいますね。

育休後の退職については、賛否が分かれているようです。

私は、自分が育児休業を経験してみて
勤め先への義理は通すべきと思いつつも、気持ちはわからんでもない。
という感想です。

ただね、育休を取る当人の立場でなくて、一緒に働く側として
もしこういう人が自分の同僚だったら…すごく嫌だなと思いました(-_-;)
よほどの事情がなければ理解できないかも。

そういえばこの方も私と出産時期近かったですね。

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結局復帰せずにフリー転身しちゃったみたいですが。
子育てしながら局アナであることは難しかったのかな??

先人が苦労して作りあげた、この育休という制度。
もっと快く受け入れられるように、利用する側も考えなければならないですね。