いつか書こうと思っていた、子連れ出勤について触れてみたいと思います。
私はどちらかというと、国が奨励するこの取り組みは反対派…
というか、現実的に無理じゃない?って思っています。
実際反対意見の方が多いように、物理的な課題がネック。
子供を見ながら落ち着いて仕事なんかできません!と。
ベビー用品会社とか先進的なベンチャー(勝手なイメージ)だったら
そういうのもアリなのかもしれないけれど。
あとは別の観点から難しいなと思うことを以下に書いてみました。
北海道で働いていた頃と今とでは直属の上司が変わっているのですが
当時の上司は他人に対して上下関係なくとっても気を遣う方でした。
保守的思考の方が多い社内においては比較的柔軟な考えをお持ちで
私が今まで下についてきた男性マネージャーの中では
女性特有の悩み(家庭との両立etc)とか人間関係には一番敏感です。
その上司にとっては、部下が妊娠・出産を迎えるのは私が初めてだったようで
私が妊娠中も、物理的にも精神的にも負担がないよう
かなり配慮してもらっていました。
喫煙者なのに食事に行く時はさりげなく禁煙の店を選んでくれたり。
そのあたりはまあ当たり前のことかもしれませんが
「そこまで気にする?」と思った言葉がひとつ。
私が出産を終えて職場へ報告メールを送った時のこと。
おめでとうというメッセージとともに
「育休中に職場に子供を連れて顔を出すのはやめてください。
事情があって子供を持てない女性社員もいます。
そういった方は子供を連れてこられると良い気分ではないです」
と書かれていたのです。
まさか、だいぶん上の世代の男性上司から言われるとはね…びっくり。
変な意味でなく、当時の上司は社内の女性たちと垣根なく交流があって
女性社員の悩み事にもよく耳を傾けていました。私も含めて。
そんなんだから、誰かから↑の様な本音を聞いていたのかもしれません。
そして気を利かせて言ってくれたのでしょう。
言われなくても分かってるわ!と心の中では思ってました(汗)
当然女性ですから、そういった職場の空気を全く読んでいないわけではありません。
むしろ子連れでオフィス訪問する方には複雑な思いをしていた側です。
SNSでつながっている知人の結婚や出産のお花畑投稿にも辟易してましたし。
そういう今までの経緯があって、性格的にスレてるのもあり(笑)、
私は極力職場においては「ママ社員感」を出さないようにしています。
デスクに写真も飾らないし、PCデスクトップ、スマホ待ち受けも子供写真使わず。
同僚から話題を振られないかぎり、こちらから子供ネタは喋らない。
ちなみに、ちょっと前に物議を醸していた女性誌。
最近ワーママ向けの内容にシフトチェンジしたみたいですが。
こういう肉食系な「イケ☆ママ」も目指していません。。。
部分的にはカッコイイとは思うけどね。
ウチの会社、そもそも女性が少ない上にその中でも独身・子なし率は高い。
あまりプライベートのことを詳しく聞くこともないのだけど
婚活真っ最中だとか、不妊治療をしていて諦めた人がいるのは知っている。
独身でも子供がいなくても、それぞれのライフスタイルを尊重しています。
バチバチとマウンティングをするような職場ではないけれど
少ない女性同士、仲良くしていたいし余計な波風は立てたくない。。。
なので、自分が子供授かったら職場に連れていこうなどと毛頭思っていませんでした。
で、最初に話を戻しますと、子連れ出勤が実現するかどうかには
こういう側面も無視はできないよ〜ということが言いたかったのです。
国が支援をするならもっと他に手を付けるべきことがあるだろうにね。
見ているニュースに偏りがあるのかこれだけが独り歩きしてる感じ。
子連れ出勤は選択肢のひとつとして、色々な子育て支援を頑張って欲しいです。