元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

寂しさにつけこむ甘い罠

新年度になりましたね!


この4月から新天地での新しい生活が始まった方、たくさんいると思います。
これからの生活のワクワク感を胸に、一人暮らしされる方もいるでしょう。
生活がより良いものに、楽しくなることを願って。


私も一人暮らし歴はかなり長くなりまして、もう少しで終わっちゃいますが
これまでの経験に基づいてひとつ投稿したいと思います。

年度初めからややネガティブな内容になりますが、
一人暮らしの寂しい心の隙間に付け込むワルモノのことについて。
注意喚起、という意味を込めてつづります。


寂しさにつけこむ勧誘に気をつけよう

まあ、単身赴任の方は家族の住まいを行ったり来たりしますから
日々寂しく孤独に過ごす、ってことはあまりないでしょうけど。
どちらかというと、初めての土地で一人暮らしをする独身者向けかな。


それは、ネットワークビジネスのお誘いです。
特に、新社会人のみなさん!!

ネットワークビジネスの存在自体は別にいいと思いますが、
回りくどい勧誘方法が大嫌いです。
この商売で食っていけるくらい稼げるのはほんの一握りだけです。
そういった仕組みは理解しておく必要があります。


私は社会人になってからかれこれ3回ほど引っ掛かりかけました(汗)
最初は一目で気が付かないほど巧妙に近寄ってくるんですよね…。
懲りないよね…と自分でも呆れてしまいます。


社会人生活と学生生活の大きな違いは、交友関係の作りやすさだと思う。
大学に行けば同年代の人いっぱいいて友達も比較的簡単にできますけど
社会人となるとそうはいかない。意識しないとなかなか友達できないんです!
最初の新人研修こそ同期で一緒に過ごすでしょうけど、
配属が決まればバラバラに離れますし、同期の結束力もずっと続くわけじゃない。

そうやって忙しく日々を過ごしている内に、
プライベートが充実していなくてふと寂しいなと思う訳です。
で、友達づくりの為に朝活会とか、フットサルなどの社会人サークルに顔を出す。

そんなところには、必ずといっていいほど
ネットワークビジネスの人が紛れ込んでいるんですよね。
私の経験則から言えることですが。

もちろんネットワークだけでなくビジネスチャンスを掴みたい他の業種の人もいる。
分かりやすいのは保険のセールスですかね。
たまにうっとおしいけど、まだそのくらいはかわいいもんです。
最初にきちんと自己紹介してくれますから。

ネットワーク系のタチが悪いのは、しばらく正体を明かさずに近づいてくること。
やけにフレンドリーだなと思ったら実は…みたいな。
じわじわと心の距離を縮めてくるテクニックが巧妙なんですよね。
すっかり打ち解けた頃にはもう友好関係が切れるのがこわくて
勧められるがままにビジネス始めちゃうっていう。


勧誘方法あれこれ

初めてそういうお誘いがきた時は、本当に洗脳されかけました。。。
相手が今にも正体を明かしそうなタイミング。多分ア○ウェイだったんだろうな。
寸前で止められたのは、ネットワークだと気づかせてくれた友達のお陰です。
ありがとう…私はラッキーでした。

その後も違うパターンで近づいてきた人達に誘われそうになりましたが
最初の経験があったので、早い段階で気が付いて事なきを得ています。
もう騙されることはないでしょう…多分。

なので参考までに、私が今まで経験した勧誘手口を記しておきますね。


(1)リア充な集まりに誘われる
何度か誘われてホイホイと付いて行ってしまった…ホームパーティーに。
多分、家主はそれなりのランクの人なんでしょうね。
一等地のタワーマンションでワイン会みたいなのやるんですよ。

参加者は基本テンション高めのリア充っぽい人しかいません。
すごいフレンドリーで、初対面からファーストネーム呼び捨てとか(笑)
これはねー、見知らぬ土地に赴任して寂しい思いしてると幻惑されますよ。

極め付けは、仲間内で某南国リゾート旅行に行った思い出DVDを見せられました。
ファーストクラスに乗って、高そうなホテル泊まって。
「君もこんな経験してみたくない?」って。

欧米文化じゃないんですからね…突然付き合いの浅い人に
ホームパーティー誘われたら注意しましょう。


(2)第3者を紹介される
これもよくあるパターンです。
「紹介したい人が居るから、会いに行こうよ!」とカフェ等に誘われる。
多分誘ってくる人のアップだと思う。

そこで突然ビジネスの話が始まるかと思いきや、とりとめのない雑談から始まり
その人の半生を語られ、今がいかに充実しているかという話をされます。
不思議なのが、この1度の面会で口説き落とすんでなくて
きっちり時間を区切って話が終わること。決してダラダラと長引きません。
おそらく私だけでなく色々な人に会いに行っているのでしょうね…。

以前知人から第3者を紹介された時に社交辞令で職業を尋ねたことがあります。
外資系の流通みたいな仕事」「日用品を扱う代理店業」とぼんやり濁されて
ピンときてしまいました…orz

やはりはじめからネットワークの実名を出すのには抵抗があるようです。


(3)推薦書籍

 ↓の本を勧めてくる・話題に出してくる。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

私も大学時代の知人が薦めるもんだから、うっかり買って読んでしまいましたよ…。
久々に再会したその時は勧誘の一環だなんて思わなかったんですけど
後から気が付いて、すっかりネットワークに染まってていたのだと悲しかった。

本自体の内容については悪いとは思いません。アメリカ的な金持ち思考の話。
これはネットワークビジネスのノウハウ本ではないので。
だけど、著者が作中でネットワークビジネスを肯定する記述がちらっとあるんです…。
だからこの本を紹介されるんですよねー。


(4)お決まりのキーワード
この他に…
高橋歩」「フランクリン手帳」「キャッシュフローゲーム」「週末起業」
このあたりのフレーズが出てきたら気をつけて下さい。
絶対でないけどネットワークビジネス勧誘の可能性大です!



とまあ、長々と書いてしまいましたが…新生活に向けてのコメントということで。
家にこもってると友達づくりは難しいですが、自分を守れるのは自分だけ。
外には色んな危ないお誘いがあるから感度を高めて気をつけましょう~。


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