元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

高給取りと言われることについて

先日地元に帰省した時に同級生の友人に会って話をしたり
地元の静けさ(過疎っぷり)を久々に目にして
価値観の違いとか、経済的な豊かさというものについて
改めて考えさせられました。



今に始まったことではないけど、私はよく「高給取り」と言われます。
地元の知人や、特に家族から。

なんなんでしょうね、高給取りって。いくら貰ってたらそうなるの?


私は自分自身は薄給だとは思っていませんが、
かといってめちゃくちゃ稼いでいるとは決して思っておりません。
(現に社内で同じ業務内容してる人と比べると底辺レベル)

確かに、現状だけ切り取ってみたら単身赴任していて色んな手当てがついて
一時的に手取り給料がすごいことになってる。それは認める。
だけどもうじき無休になるし昨年の所得に対して高い税負担が残るのですよ…。
それに支出だって増える見込みだし、やりくり考えないと破産する…。


私の兄弟は地元に残っているのもいますが、私以外みんな薄給です。
そして地元は典型的な過疎の田舎。
仕事といえば介護や医療系とわずかな公務員のみ。
悲壮感ってほどではないけど裕福に暮らしているとは言い難い状況です。
田舎で持ち家もあって、支出が少ないからこそ暮らせてるというか。


地元の友達との会話の中で、特に強い感覚の違いをおぼえたのが
極端なほどの「公務員賛美」でした。
就職するなら役場、結婚するなら公務員。

公務員はエリート!公務員万歳!

私の地元みたく毎年募集枠も少ない公務員試験に合格できるのは
大変優秀な人物だという認識なんですね…。
ゴリゴリの民間企業勤めを経験してると、そんなことは思わないんですけど…。

大事なのは公務員試験突破できたことでなくて、仕事の遂行能力でしょう。
バリバリでやってるキャリア系国家公務員はまた違うんでしょうけど
地元の公務員の人とお話してても、田舎の役場はゆるいなーって思っちゃう。

ややずれましたが、地元に戻りたかった私の兄弟たち。
給料が安くて稼げていない分は結構親のサポートをアテにしています。
住居とか子供(親からしたら孫)の世話とか。

一方の私は地元の就職状況の悪さを避けて、地元就職はしませんでした。
というか大学の時の専攻活かして出来る仕事がありませんし。
公務員試験対策も全くしてなかったし。民間一本だったのです。

それを高給取り・高給取りって、本当に馬鹿のひとつ覚えの様に。もううんざり。
時々私が海外旅行をしてるのがそう思わせるのかな。

親としてはどっちが良いんだろう。
実家の近くに残って頼られまくるのと、遠く離れて完全自立するのと。
ま、地元残って自立して老後の世話もするのが理想なのかもしれませんが。

たくさん稼いでいるんだから、その分金銭的に困っている家族を支えたり
家の事でかかるコストは多く負担するのは当然…的な意図を感じずにいられない。
面と向かって言われたわけではないのですが、
近い将来、援助を頼まれそうな気がしてなりません。

そりゃ私だって、一応血縁関係のある家族ですから、
困っているなら何らかのサポートをしてあげたい気持ちはあるのですが
↑のような態度をされると心地いいものではありません。
実家の片付けすら誰も協力してくれないし。
そもそも家族仲あまりよくないんですよね~(汗)

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それなりに給料をもらっているのと引き換えに、会社に身を捧げているのだもの。
出張も転勤も前提のお仕事。
新婚でいきなり異動辞令でても従うしかないんだよ?堪えられる?

そういう負担を避けて地元に就職したのも私の兄弟の選択肢。
外の世界を見てみないと、どうしても近視眼になってしまうのは仕方ないけど…
やはり田舎って、都会出身者には分かりにくい闇があると思うんだな。

この辺りは思うことがたくさんあるので、また気が向いたら書きたいと思います。


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