元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

理屈では分かっていても感情的に納得いかないこと

もやもやする話。
全体的に暗い雰囲気なので、読みたくない方はスルーしてくださいね。


北海道に転勤になって1年数ヶ月が経過しましたが
それ以前は東京の本社で、現場の支援的な仕事をしていました。


出張もそこそこありながら、かといって今ほど体を酷使する業務ではなかった。

つまりは、まだ家庭との両立を思い描きやすい立場でした。
そしてイレギュラーな時期で突然異動を言い渡され、
私の元の業務は育休明けの女性社員に譲ることになりました。

正直なところ、私が東京を追い出された理由はこの人の存在が大きい。
これについてはお偉い様方もオフィシャルな理由とはしていないが
(適正云々とか建前上は言っていた)
飲み会の席でポロっと言及していたのでそうでしょう。


まあ育休明けの女性を転勤させるより
子供のいない新婚女性を転勤させる方がまだマシというか。。。
いずれにしても酷い話ですけどね。


以前、女性営業で結婚・出産を経験した見本的な人はいないと書きました。

ですが正確には、一人営業職で子供を産んでるんですよ。それが彼女。
ただし育休明けと同時に現場の営業から支援業務に移っているので
女性営業のロールモデル、とは言えないかな、と思います。


彼女についてあまり詳しく書くと特定されてしまいそうなので簡単に述べますが
同じ歳頃で、ちょっと違う業界の他職種から転職してきており
私よりも社歴は浅い人。
前職の事を聞く限りだと、どう考えても私の会社の営業職よりは
女性向きでワークライフバランス等々恵まれている様に思えます。

何故あえて女性に向かないウチの会社の営業を志したのか。
よほど前職の待遇が悪かったのか、人間関係が悪かったのか。。。
もしくは勤務地が気に入らなかったのか。
理由は定かではありません。


ですが、独身で入社してからの彼女の結婚や妊娠出産といった
ライフイベントを着々とこなしている様を目の当たりにして
転職の理由はどうやらこの辺りにあったのではないかと思いました。

推測ですが、前職ではこういった点でハードルがあったのかもしれません。
私も今絶賛ハードルぶつかり中ですが(笑)

とても戦略的に、しかし自然体に見えるように行動している。
同年代の私からすると彼女の計算高い部分が見え隠れします。
ただしお偉いオジサマ達は全然気づいていないんですけどね。
あざとく見えない立ち振る舞いはすごいなと思う。

正直…正直言って、私の苦手なタイプの人物です。

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なんとなく苦手意識を持ってしまうのは、
彼女がポジティブモンスターだから…だと思う。


今のところ、お偉い様方も育休明けの女性に現場回りさせる
イメージが無いようなので彼女は支援業務におさまっています。

ただし、私も2年足らずで本社を出された様に
彼女もいつかは転勤の可能性があります。
それを承知の上でウチに入社しているはずです。

「彼女もいつか転勤はさせるから!
 まんまるくんも、長年北海道に置こうと思ってないよ」

と、私の転勤直前に弁解だか慰めだかのつもりで
部門長の方に言われたのを覚えています。
その場しのぎのリップサービスだよね、ハッキリ言って。


しばらくは負担の少ない部署で、育児との両立を頑張ってねと。
その後は他の女性社員が結婚・出産にかかったらバトンタッチかな…。

…と、上の方々は思っていたでしょう。
だけどオジサン達が考えるようにはいかないものなのですよ。


彼女の現在は、私がなんとなーく想像していたとおりになりました。









なんと、第2子を妊娠・出産\(^o^)/
ただいま2度目の育休中です。

多分、私が彼女の立場だったらそうするだろうとは思っていたけど
やはりやられてしまった…(汗)


本当に、勝手ながら彼女の思惑を忖度するとですね、
転勤で東京を離れたくないんだと思うんですよ。
いくら転勤の可能性を承諾して働いているとはいえ。
同じ年頃の女性ですからね、気持ちはよく分かりますよ。

ウチの会社はアシスタント系の職務を除くと
一般職とか総合職の定義がハッキリしていないので
転勤免除の代わりに給与体系が安いとかいう仕組みも無い。
ただ何となく「コイツは転勤させてよし、あいつはダメ」みたいな
暗黙の了解があるだけ。適性も考慮されてるんだろうけど。
転勤しようがしまいが給与のベースは変わりません。不公平だよね~。


ルール整備が整ってない会社が悪いんですが、
彼女は今暗黙の了解で転勤させられない状態になっています。
育児もあるし、きっと休職前のポジションに戻るでしょう。

もしかしたら第3子も考えているのかもよ?
このままだとずーっと転勤させられないまま今の部署にいて
エキスパート化しちゃったらそれこそ替えが利かなくなる。
そんなつもりで戦略的に東京に居続けようと考えているのではないかと。

彼女自身は元来仕事が出来る人だけど、
家族等プライベートの支援体制が人並み以上に恵まれていて
地方出身で親元離れている我々より有利ではあります。

そんな彼女の職場での姿だけ切り取って見てロールモデル的に
社内のオジサン達は捉えているわけですよ。
「彼女だってやってるんだから、まんまるもできるだろ」みたいに。


で、何が言いたいかといいますと…
私の復帰後の働き方が思い描けないのです。
私どうすればいいの???って感じ。

子供を授かったはいいものの、東京に戻す確約も今の所ないし
北海道残留にしても単身赴任の待遇がどうなるとか、
育児との両立に配慮があるのかとか、なーんにも検討されてません。

私が育休取って復帰するまでに考えりゃいいやと
しばらく放置する気満々のように思えます。。。
育休明け直前に転勤とか言われても、保活はどうすんの?って感じです。

ウチのお偉いさんは共働きほとんどいないから、
その辺りの感覚が全然無いのでしょうね…。

先に子供を授かった彼女がいる限りは、
私が東京で戻れるポジションがほとんど無いんだよなあ。
妊娠出産は早い者勝ちというか…女性としての戦略とはいえ
なーんか納得いかないし、嫉妬に近いものがあるのも否めない。。。

私はモロにはじき出された人間なのでモヤモヤしてますけど
他にも、地方支店には男社会でもがいている女性の後輩も何人かいます。
年頃ですごーく悩んでいると思います。
結婚までたどり着けただけ、私の方が恵まれてると思われてるかも。

彼女は戦略的に恵まれたポジションにおさまっていますが
置かれてる状況が誰でも真似できるようなものではないので、
後輩たちに示すべきロールモデルは私がならなきゃと思ってます。
その為には道なき道をかき分けるような整備も必要。


男社会で生きていくには、女性はしたたかでなければなりませんね。
今度の面談時にでも上司に食い掛かってみようかと思っています。