元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

女の幸せとの等価交換

等価交換といえば、『鋼の錬金術師』みたいな話…とも思える題名。


今日のお題は女性の幸せについて。


私はこれまでの人生において女の幸せを得るために、
他の子達よりお金をつかってきたという自負がある。嗚呼無常。

…ということだけを日記に書こうかと思ったんですけど
よくよく考えれば私だけ他人より損している訳でもないなと思い始めた。



確かに、【いわゆる】女性の幸せを体験するのに苦労してきた。

いくつか振り返ってみますと…

まずは元彼との付き合い。最初から最後まで遠距離でした。
出会い自体は大学サークルのつながりだったりするんですけど
学校が違っていて気軽に行き来できるような距離にはお互い住んでいませんでしたし
さらに社会人になってからも休みが全くかみ合わない。
会うのもよくて1ヶ月おき、間が空くと3ケ月とか。

そんな生活に耐えきれなくなったのが元彼の方で、
私が東京へ転勤になり更に遠距離になるということで
突然別れを告げられてしまいました。

…まあアラサーになって投げ出されるダメージは相当なもんですよ(笑)
恋愛に関して言えば、元彼に対して20代のほとんどを費やしてましたから。
内臓をえぐられる思いです。
「私の20代という大事な時間を返せ!」と言いたくなりましたね。

 


その次は夫との出会いです。
大きな声では言えませんが、夫と知り合ったのは婚活的なものがきっかけ。
アラサ―になって自然な出会いを求めても徒に時間が過ぎるだけ。
元彼との別れをいつまでも悲しんでいる訳にはいかない。
一念発起で活動しはじめました。
本気度の高いコミュニティに参加していた為、当然コストもそれなりに…。
自然に出会って結婚までたどり着ける人よりもお金かかったけど
なんとか成果が出てよかった。

 


そして今の結婚生活。まさかの単身赴任。
ある程度は手当として会社のサポートもあるけど
やっぱり金銭的、体力的負担はバカにならない。



こうでもしなきゃ女の幸せを維持できない私って…何なのでしょう(笑)

隣の芝は青いというか、こういう同じ境遇の人が居ない状況で
「なんで私だけこんな茨の道なんだ!」
という思いは時によりl強弱はあれど常にあります。

 

でもね、冷静になって客観的に考えてみると
私が損ばかりしている訳ではないんだなと思えてきたのです。



ある友人の話。

「いわゆる女の幸せ」という点においては
同級生の中でも、いち早くゴールインした彼女は本当に恋愛体質だった。
まじめな性格でもちろん仕事は一生懸命なのですが
オフの時は100%に近いくらい彼氏と過ごすことにエネルギーを割いていた。
数年間の中距離恋愛中、ほぼ毎週会っていたというから驚き。
かといって友達付き合いの悪い子ではなく人望も強い。
私はその同級生が好きで、今でも連絡を取りあっている。

他の同級生の子達も、私より早く結婚して子供を持っているけれど
そこに至るまでにはたくさん努力をしてきたに違いない。
趣味や仕事より、大事な人を優先してきたはず。

一方の私はといえば、
恋愛以外の関心事にもたくさんの時間やお金を割いてきました。
元彼と付き合っていた時だって、「どうせ休みが合わないし」と
半ば諦めていたところがあり、
彼氏を放置して海外一人旅したり、近くの友人と過ごしていたり…
若手の下っ端だし、仕事も無理して休むことはしない。

そりゃあ向こうも心が離れてしまいますよね。
もっと頻繁に会う努力をすべきだったなと今になって反省をしています…(汗)

 

そして別居婚を選択した今、仕事を手放してしまえば
夫とも一緒に暮らして新婚生活を送れていたでしょう。
仕事も同じように大事で、その決断ができなかった結果かもしれない。
女の幸せを手に入れたくば、何かを捨てねばならぬのか。
そういう気がしてならない。

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仕事も趣味も女の幸せも、全て順調にやっていきたいなら
もっともっと努力をしなければならない。
それが出来るのは一握りのスーパーウーマンです。
凡人の私はある程度の取捨選択をしないといけないと思う。


もし次に私が他人より負担をしなければならない事があるとすれば
不妊治療…?かもしれない。
このハードな生活の上に、更に大きな負担。
それだけは本当に勘弁してほしい…。

こういう思考パターンでいると、自然とそういう展開になりそうなので
ネガティブに考えるのはよくないのは分かっているけれど
今恐れているというか、一番の心配のタネでもあります。


そんなことで、今は少々趣味分野へのエネルギー投資を抑えて
夫婦で一緒に過ごす事に赴きを置いている。
まあなんといってもまだ新婚ですからね!
趣味を削っても仕事の負担が大きいんですけどね…。


相応に努力するので、願いを叶えて下さい!という思いです。


社内では私と同じかそれ以上の待遇を受けつつ
公私両立を実現させている内勤職正社員の女性達に嫉妬している。
毎日家に帰れて、家族と一緒に暮らせるっていいなあ。
私もそういう働き方をしてみたかったよ。
今の所会社は叶えてくれそうにないけどね。




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