元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

人間ウォッチング@スタバ

数週間前のことになりますが、
久しぶり…本当に久しぶりにスターバックスに行きました。

以前は朝活とか流行っていた時に、異業種交流会に参加するのによく行ってたなあ。
毎週のように朝からスタバで熱い話をしてましたよ(笑)
あの頃は若かった…。



ちなみに。
夫は週末になると1回はカフェでコーヒーを飲まないと落ち着かないらしく(笑)、
一人だろうが一緒だろうが、どこかのタイミングでお店に行きます。
貧乏性なので、スタバなんて洒落たメニューがあるところでなくて
ベローチェドトールサンマルクカフェのどれか。

こういうところから節約すればもっとお金貯まるのになと思いつつ…。
まあタバコも吸わないし、他に金のかかる趣味もないし
このくらいの息抜きは許してあげましょう。


…話が逸れてしまいましたが
たまたま外回りしている時にPC開いて資料作るのにどこか座りたかった時に
ルート上にスタバがあったということでした。

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私がスタバで頼むのはだいたいソイラテ。
ドリップコーヒーはなんだかあまり好きでなくて。
エグ味が強いというか。



一人テーブルに座って、カタカタPCを触っていると
若い男女がすぐ近くの席にやってきました。

スーツ姿の20代女性に、普段着の若い男の子。
ちょいちょい聞こえてくる二人の会話の口調(敬語)からすると
恋人とか友達ではなさそう。


耳をすましていたわけではないのですが、席が近かったので
二人の話声が時々耳に入ってきます。


聞こえてきた内容から、男の子は社会人1年目で生物系の学科・大学院を卒業し
食品会社で技術職をしているらしい。
ホントは研究職につきたかったけど…って。

どこかで聞いた事ある話だな(笑)
まるで私の大学・新卒時代と一緒じゃん。
生物系の人達って、同じような事は考えてるんだね。

研究の道への未練を持ちつつ、今の仕事での意欲をとくとくと語ってました。


一方の女の子。この子は何者だ…?

男の子が熱く仕事への意欲を語っているのを相槌打ちながら聞いている。
あまり自身のことは喋っていなかったけど、
多分文系で、教員免許をもってるとかなんとか言ってたな。
同じ研究室のOBとか、転職の相談とかではなさそうだ。


男の子の語りが20分くらい続いて、何の用だろうと思っていました。
私がかつてよく参加していた異業種交流会か?もしくはマルチの勧誘?


ある程度喋って、男の子は満足した様で、女の子がようやく本題を切り出します。

「この前メールでも連絡した通りなんですけど…」

女の子がカバンからパラパラパラと資料を取り出す。

出てきたのは、生命保険のパンフレットでした\(^o^)/
女の子は生保レディだったようですね。
そうきたか…保険のセールスか(笑)


なーんだ、という落ちと共に、スタバって日本全国同じような
用途に利用されているんだなあとしみじみ思ったのでした。

男の子もあまり乗り気ではなさそうな雰囲気だったけど
まじめに受け答えしながらプランの説明を聞いている。

女の子はもう自分のセールス実績に関わるから、
あらゆるデータを揃えて一生懸命説明していました。

「20代の死因のトップ3って知ってます?」とか言いながら
がん保険のオプションを勧めている…。

がんの備えは私も付けてるけどさあ…。
社会人なったばかりの20代の若者に生保ってどうなんですかね。
家族構成とか環境によっても必要性は変わるんでしょうけど
結婚してなくて養う家族も居ないんなら急いで加入しなくてもいいのでは?

日本は他国に比べれば社会保障もそれなりに充実してるし、
社会人なったばかりならまずは貯金とか資産運用がいいんでないの?


…と、割って入って男の子に言いたくなりましたが、ぐっとこらえて
帰宅後に夫にだけそういう光景を目撃したと喋りました。


保険屋さんもお仕事ですし、もちろんいつか必要になるかもしれないし
色々説明してもらうのは悪いことではないと思います。
ただ、まだ社会の仕組みも十分理解していない新社会人。
言われるがままに保険入ってしまうのでなくて
自分の軸で考えて、判断するということを忘れてはいけないかと思います。


私も社会人経験の浅い頃は、結構異業種交流会に顔を出していましたが
必ずと言っていいほど、保険屋さんやネットワーカーが参加していました。

口車に乗せられてマルチのグループに入る寸前まで誘われたこともあります(笑)
さすがに今となっては良し悪しの判断はつくようになってきましたが
あの頃、助けてくれる友人がいなかったら…ゾッとしますね。
ホント無知ってコワイ。
怖いのは保険っていうかマルチかな。
この辺りのエピソードはまた別の機会に書いてみよう。


また話が逸れてしまいましたが、
スタバで見かけた男の子が納得できる選択をできますように。



彼らの会話の中で、ちょっと面白かったパートがありまして、

ガン保障の内容について詳しく説明する女の子。

「高額医療である重粒子線治療が…」と、保険でカバーできる内容を喋ってました。

それに対する男の子のレスポンス。

重粒子線治療っていうのは…α線γ線を巡らせて…△○□×…ですよね(ドヤッ)」
と、技術的メカニズムについて喋ってました。

なんか、男の子の切り替えし方が、賢い理系出身の若者ありがちな感じで
思わず笑ってしまいそうになりました。
この会話がキャッチボールになってない感じ、ついついやっちゃいそう。
そういうレスポンスを求めてるんじゃないのよ。保険の話違うじゃん(笑)

女の子「な、なるほど~…勉強になります…」
…そう反応するしかないよな。


たまにスタバ行くと、こういう風景を目にしたりで面白いです。