前述の日記に書いたように辞めたくなる要因もいくつかあったのですが
転勤が決まって、極力前向きにとらえようと動いていました。
会社に対してブチ切れ寸前の気持ちを抑えて
まずは冷静になって解決策…改善策を練っていきます。
「何故私が転勤なんですか!!」
「1年で東京に戻してください!」
…こんな風に食ってかかりたい気持ちは本心なのですが、
これやっても上の方々は困っちゃうし、
面倒な社員だとしか思われない可能性があります。
(ホントは内示出した張本人にタックルしたいくらいだけどね!)
もっと現実的な交渉をしなければなりません。
辞令が出る前に、入籍を早めるという手を打ちましたが
転勤が決まってしまい、力及ばず。。。
だけど結果的に入籍を早めたのは良かったと思います。
入籍が内示の後だったら…交渉は難しかったかも。
THE 交渉
…立ちはだかる人事部。
意地悪い人ではないんだけど、私のどん底の心境でフィルターかけると
こんな風に見える(笑)
転勤の辞令を受けるにあたり、以下の2点について会社と交渉していました。
(1)単身赴任の扱いにする
…これは最低限認めてもらわないと困る条件です。
でないとただの遠距離恋愛になっちゃうからね。
異動が決まって、社内の規定をいちから細かく読み直しました。
会社的に単身赴任の定義は、「異動により(配偶者の仕事や子供の学校など)やむを得ない事情で家族と別居しなければならなず、会社が認めた場合」とのこと。
文面上は私もOKっぽいけど、この「会社が認めた場合」ってのがミソで、
つまりは上の人が承認してくれるかどうかにかかってるってこと。
まだ夫とも同居してないし、色々言い訳つけて認めないんじゃじゃないかとドキドキでした。
単身赴任になると、社宅の自己負担が飲み会1回分くらいで済むというのと
家族のもとへ帰省するための交通費含めた手当がつくというメリットがあるのです
LCCとか安いチケットが取れれば毎週帰れるかも。
これだけで私の月収がかなりUPするので税金も恐ろしいけど…
(2)社宅について
うちの会社は借り上げ社宅制度があり、
上限内の家賃の一定額の負担だけで賃貸物件に住むことができます。
単身赴任の扱いになれば、自分の住む部屋の負担は独り身や家族連れよりもわずかな自己負担だけでOK。
さらに人によっては単身赴任先と家族のための社宅2つ認められることも。
夫の勤め先はこういう制度が無く、
今もほぼ全額負担で単身マンションに住んでいます。
全額自費で1LDK以上の部屋を借りるのは金銭的に辛い…
手の届く家賃で広いところを求めるなら、郊外へ行くしかない。
実質普段住むのは夫だけだし、
通勤時間長くして一人で広い部屋に住まわせるのもかわいそう。
だからウチの制度をフル活用して東京にも職場の近くで部屋が借りられればね。
これはハードル高そうだけど、とりあえず交渉するだけしてみよう。
想定される出方
これらの条件によって出費が大きく変わります。
↑の2点について、交渉結果と、その対応として3パターンを想定しました。
A:単身赴任の扱いにしない
帰省の交通費含め単身の手当て無し。社宅も独身者扱い。
当然東京には社宅借りさせてもらえません。
→これは会社辞めるしかない。
B:単身赴任は認めるが社宅は自分の分だけ
おそらく、これが一番濃厚な線だと思う。
別居に伴う負担増は手当で抑えられるけど、
東京の家は自分達でなんとかしなければならない。
→他の条件次第で辞めるかどうするか検討。
同僚の態度とか、お誘いもらっていた所からの提示条件とか。
C:単身赴任と、社宅2か所持ち両方認める
このパターンは上司が人事にかけあってくれました。
まあここまでの好待遇は厳しいだろうけど。
→文句なし。転勤承諾。
交渉結果
せめて単身赴任になるかどうかくらい早く結論出してほしかったんだけど、
全部まとめて返事するとか言われて、内示から1か月も待たされました。
あと2、3日回答なかったら辞表だしてたかも。
人事と上の方による長~い(?)協議による結果、
想像とおり、パターンBで決着。
(単身赴任扱いにするが社宅は自分のだけ)
さすがにDINKSには大盤振る舞いできないらしい。
長いこと待たされてヤキモキしていたのと、
社宅2個持ちを期待されられて却下された悔しさが込み上げてきて
上司からの報告を聞きながらマジで泣きそうになりました。。。
そして決断
結果が出るまでの間も気持ちの波があり
本当にモヤモヤ悩んでいたけど
上司も私のために動いてくれたし、(違う部署だけど)応援してくれる人もいたし
その思いやりに報いて転勤を決意しました。
何も決まらないとどう身の振りをすればいいのか本当に困りますね。
たった一人の平社員の待遇検討するのも面倒だったのでしょうけど
良い仕事をするにはまず身の回りの基盤を固めるのが大事。
今回の一件で痛感しました。
ということで、ようやく移住準備のスタートにたてました。
はあ~、長かった!!