元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

働き方改革の地域格差

先日、直属の上司と人事考課の面談を行いました。
私の業績に対する評価は、まあ可もなく不可もなくといったところで。
今のお仕事は現場第一線の営業みたく数字で成績が出る業務でないんでね。
基準でいうと真ん中の評価をいただけたので満足です。


今の上司は、あまり指導とか熱心にするタイプでなくて、あくまでマネージャー。
私が現在担当している仕事は上司も実務経験がなく指導できないからなんですが…。
普段も割と放任主義な感じ。
今までにないタイプで戸惑ったこともあるけど、慣れればやりやすい。

その上司から言われたのが、

「今のポジションだと中々自分の好きなように休みも取れないだろうけどさ」と。

え?そうなの??と思いましたね…上司の感覚ではそう見えるらしい。

今はフレックスタイム制の勤務体系ではあるものの
対外的なオペレーション時間がキッチリと決まっているので
その時間帯に不在になる時はチームメンバーと調整が必要。
そういう意味では、休みが他の人と重ならない様に気を遣うということで
休みがとりづらいということらしい。


今の上司は本社勤務が長く、コテコテの営業畑でもない。
だからか、感覚がちょっと欧米的なところがある。
夏や冬の休暇も2週間くらいドーンと取ってるし。

さすがにこういう休暇取得は自由にはできないけど
私個人としては、本社勤務というだけでだいぶん休みは取りやすくなった。
地方勤務していた時に比べればかなり恵まれているよ。

入社歴が浅い頃…以前は土日の休みすらままならかったし。
下手すると1か月近くぶっ通しで働いてたこともありましたよ。
繁忙期は当時の上司のプレッシャーもあって
有給申請なんてとんでもない!って感じで。

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貴重な週末に、何故か当時の上司に付き合わされて街道巡りをしたことも。
丸1日歩いたぞ…今ではありえないパワハラよね。

北海道にいた時は↑よりはマシだったものの
やはり連続した長期休暇は取りづらかったですね。
単身赴任者が多かったのに、金曜夜に取引先との会食入れられたり
週末に仕事絡みのゴルフをねじ込まれて
泣く泣く帰省の飛行機キャンセルする同僚の姿も見てきました。

今よりも働き方改革の機運が高まる前でしたので
「こういうもんだ」と感覚が麻痺してたんですよね。当時は。
あとは地方と都会の差があると思いますよ。
やっぱり地方って少し時代遅れというか、
勤め先へのロイヤリティを求められる場面も多いように思います。

ブラックな職場で働いて心身ボロボロになるのはよくないけど
地方のこういった場面を経験していると
今の就業環境がいかに恵まれているか、感謝の気持ちすらありますね…。
小さな子の育児をしている今、公私の両立ができているのは
今の職場においてもらっているお陰。

もっと地方にも働き方改革の意識が広がるといいなあ。