言わずもがな、北海道の大地は広大だ。
とにかく広くて、移動距離も本州以南とは比べ物にならない。
私のお気に入りの風景。
国内で初めて本当の地平線を見た気がします。
これ見ても、同じ日本だと思えないですもんね。
それなりに道もまっすぐだし、交通網もある程度は整備されているけれど
距離が距離だから移動時間は結構かかります。
向こうで仕事している時だって、移動だけで1日終わったこともあるくらい。
なので北海道に慣れてしまうと感覚が麻痺するというか
「遠いな」と感じる距離がアップするんですよね。
移動2時間以内だったら近い様に思えるし遠いと感じるのは…4時間超えからかな。
こういう北海道の感覚を経験してから、関東に戻ってきて1年半過ぎ。
慣れ切ったと思っていた感覚は、すっかり元に戻りました…(汗)
移動に2時間はやっぱり遠いよ!と。
なんでしょうね、都会の忙しさのせいか
おおらかに長い移動を楽しむみたいな余裕がないのかも。
電車も混雑してますし、とてもゆったりはできない。
毎日1時間以上通勤に時間を割いている人は本当に大変だと思います。
先日、仕事で関東郊外の某所まで行ってきたのですが
まさに移動に2時間かかるような場所でした。
それも鉄道が1時間に1本しかないような不便な場所でして…
約束の時間にちょうどよく到着するのがなくて朝5時起きで家を出ましたよorz
関東も首都圏から外れると一気に不便になりますね(-_-;)
用事は午前でサクッと終えたのですが、帰りも本数の少ない電車のため
ゆっくりランチをする暇もなく(そして飲食店もほとんどない)
駅そば唯一のファストフード店でテイクアウトし、電車移動しながら食べることに。
ところが。
いざ電車に乗ろうとしたタイミングで、ホームにいたお婆さんに声をかけられました。
「どちらまで行きます?私、〇〇駅(山手線)まで行きたいのだけど
滅多に電車なんて乗らないものだから…ご一緒してもいいですか?」
と、不安そうなお婆さんに同行を求められて断ることもできず…orz
私って昔からこうなんですよね…声をかけやすいというか、隙があるというか。
結局、私も山手線につながる某駅までは方向が一緒だったので
ほぼ、全行程お婆さんのアテンドをすることになってしまいました…。
途中の乗り継ぎ駅でもわざわざエレベーターを使って遠回りしたり
お婆さんの為に空いている席を探してあげたり(私は立ちっぱなし)
帰りの電車は全く気が休まりませんでした(*_*)
電車の中で食事はおろか寝る事すらできませんでしたからね。。。
最後に山手線のホームまで案内して付き添いは終了。
どっと疲れて、帰社してから冷めたランチをようやく消化。
その日は子供と一緒に寝落ちして朝まで目覚めませんでした。
半分くらい愚痴みたいになってしまったな(汗)
何が言いたいかというと、北海道で移動に半日以上かかるよりも
関東で移動2時間の方が疲れる、というお話でした。