元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

職場の高齢化がヤバい

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内容とはあまり関係ありませんが…
平日にちょっと時間があって、ゆっくりいただいた人気店のハンバーグランチ。

私の勤め先、社内WEB上の掲示板に定期的に人事のお知らせが出まして
内容としては異動とか、入社・退職関連ですね。
何故だか頻繁に組織名や細かいチーム編成がコロコロ変わる(仕事内容は同じ)ので
半分くらいは直接関係のないどうでもいいような人事情報です。

最近よく見るのが、正社員→契約社員の雇用形態変更のお知らせ。
これにあてはまるパターンのほとんどが、定年後の再雇用です。
わが社は60歳を迎えると定年になりまして、
その後は本人の意向や人員状況によって契約社員として残ることに。

以前に比べると、再雇用で60歳以降も残る人が増えたなーと思います。
セカンドライフとか、よほど本人の強い思いがない限りは残ってる感じ。
昔はどうしても必要な人以外は定年でスパッと退社していたのに。

それだけ、人手不足が進んでいることの裏返しでもある。。。
売り手市場で新卒を確保するのにも苦労はしているんですが
それなら知識も経験もあるベテラン社員に契約で残ってもらう方が
新しく正社員雇うよりコストも抑えられるって目論見はあるんでしょうね。

人によりいくらか差はあるものの契約社員になった時点で、
責任のある役職からは外れてのびのび働く、というパターンが多いです。
そりゃ、報酬も減るわけですから当然といえば当然。
60歳で第一線から引くという、けじめもあるでしょう。

聞いたところによれば、正社員1人で契約社員3人雇えるとか。
私の低賃金を持ち出しても契約社員1人雇うのがいいところです(汗)
極端な言い方だけど、それなりの役職にいた人が定年になると
そのくらいのインパクトで減給になるってことですな。

だけど、近頃は再雇用=ゆるく働くというパターンばかりではないみたい。

ちょっと前にも定年→契約社員になった方がいらっしゃるのですが、
これまで部長級の役職でバリバリ活躍されておりました。
外見からはとても還暦には見えないほど若々しいのです。

定年して、どうなったかというと…仕事はそのまま部長ポジション。
規則が規則なので、契約社員にならなきゃならないんだけど…
定年して部長のままとは…給料はどうなるんだろう。
他の契約の方よりは高い報酬にはなるとは思うけど。

個人的には驚きつつも、「仕方ないか」と感じる人事でした。
というのも…後任に適当な人がいないから。
長年その方が同じ部署でやってこられたので
他に同様の業務遂行スキルを持った人がいないのです。。。
雇用延長するとしても長くてあと5年。
その間に後継者を育てることができるのだろうか。

つくづく、私の勤め先って…人材育成下手だなと思います。
下手というか計画性がないのか??
若手を育てなかったツケがジワジワと回ってる感じ。

あと数年のうちに、今よりももっと定年して契約社員になっても
管理職として責任ある地位にいる人の割合が多くなる気がします。
年金の受給年齢も将来的には上がるのかもしれないし
定年自体も65歳とかになるのかもしれないし

ベテランの方頼みになるのはある程度想像はつくとしても
その場しのぎというか…将来持続性のある会社経営とはいえない様な。

これまでは高額オファーちらつかせて中途採用で乗り切っていたけど
優秀な人材はどこも争奪戦になるでしょうし
高収入だけでは、今後人材確保は難しいと思うんだよなー。
IT化で業務効率化とか人手不足対策はやろうとしてるけど。

勤め先の将来に、ふと不安を覚えた出来事でした。