元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

社宅という鳥かご

私の勤め先は、借り上げ社宅制度がありまして
転勤になると一定期間少ない家賃負担で住めるのです。
その期間が終わると全額自己負担です。

営業職だと数年おきに転勤になりますから、
その「一定期間」が終了する前に新たな赴任地に移って
そこからまた社宅の居住期間がリセットされるため
転勤を繰り返すことでずーっと社宅に住めるというわけです。

そういうこともあって、50代でも未だに持ち家がない人はチラホラいます。
私自身も社宅の恩恵に与っている一人でございます。

借り上げ社宅といえば、この作品を思い出す。
主人公が家を買うまで、実家は借り上げ社宅住まいなんですよね。
フィクションなんでつっ込んじゃいけなんだろうけど、
お父さん、転勤もなさそうだし、定年近そうなのに社宅住まいなの??



借り上げ社宅制度って、社会人になって知ったけどうまく出来た仕組みだなと。
住宅手当と違って給与に出てこないから所得控除もないですし。
細かい税制上の扱いは分からないけど、個人の負担が少ないのが良い。
ざっと調べたところによると、社宅費用は家賃の50%以下に設定されるようです。

素晴らしい制度だ!
…ってメリットにばかり目を向けていたのですが
デメリットも存在するということに気が付いてしまいました。

というのも、今後のライフプランについてふと考えた時に
「我が家の暮らしって、かなり勤め先に依存しているな」と再確認したのです。

目先の家賃負担の軽さで社宅を選んだものの
これにより会社と自分の暮らしが一蓮托生の状態なんですよね。
会社に運命を握られているといいますか、
もし退職なんてことになれば、当然社宅扱いから外れるし
転勤辞令が出ても社宅に住ませてもらっている以上文句を言えない状態。

地方の安い単身マンションならまだしも
今住んでいるのは都内のファミリー向け賃貸です。
全額自己負担となると今の月収の半分以上家賃に消えます(*_*)

家賃の安い郊外への引っ越しも、保育園のこと考えたら
簡単には居住エリアを移せない。がんじがらめー!

会社への依存度が高いことに危機感を覚えたのでした。


住居購入はまだまだ先でいいや〜と思っていたけど
そろそろ考え始めた方がいいのではないか?と。

私個人の夢は「地方都市に一戸建て」だったんですけどね。
今住んでるエリアで中古マンションでも…?なんて思い始めてます。
都内の戸建て、新築マンションの高さに驚愕。。。

オリンピック終わったら安くならないかなぁ〜。

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