私の地元は、北海道の方からしたらだいぶん縁遠いところなので
出身地の話になると「何を話していいのか分からない」ということもしばしばでした。
そんな中、奇跡的に、取引先の中に同郷出身者がいたのです!
"隣の市町村"というレベルの。
人口も少なくマイナーな地方の町、東京でも地元が同じ人は中々お目にかかりません。
それが、まさか北海道で会うなんて…(笑)
その人は、私が転勤した当時はまだ社会人2年目くらいの女の子。
北海道の大学に進学し、そのまま道内の地元企業に就職したということです。
道内だけの話ではないかもしれませんが、地元でない大学に行って
大学の所在地で仕事を見つけるってよくあるみたいですね。
まあ、北海道の場合は東北出身の人はそこそこいたんですけど
私の地元から北海道の大学に行くこと自体結構レアケース。。。遠すぎるので。
そして拠点が道内にしかない就職先を選ぶというのは、
よく決断したねえ…としか言いようがありません(汗)
私が北海道を去る時も、激励してもらって名残惜しい思いでした。
年下だけど、大学生活も含めたら北海道居住歴は私よりも長いし
今も現場で頑張っているのだろうなと思っていました。
なのですが…最近SNSを通じて、彼女の近況を知りました。
最近会社を辞めて地元に帰ってしまったそうな。
今はローカル拠点の仕事に精を出しているようです。
彼女の地元も私の地元と同じく、職業の選択肢は少なくて
まして大卒のキャリアを存分に生かせる仕事は本当に限られているはず。
日常的にこういう風景を眼前にするというのは、私の地元じゃあり得ない。
キレイな景色、とか癒されるとか以上に厳しい冬の暮らし。
寒いのが大嫌いな私にとっては辛さの方が大きかったな…冬に関しては。
北海道は魅力的な場所のひとつです。
私の周りにも道内に定住した・したいという人はいます。
だからこそ、彼女も北海道で働くことを選んだんだと思います。
実際に仕事をしてみて色々思うところはあったのでしょうけど
北海道に就職して定住するって決めた覚悟は立派です。
そして地元に帰ると決めた覚悟もえらいなと。
私は転勤になっても会社を離れる覚悟がなくて
ずーっと新卒から同じ会社で働いているんですが。
地元にしても、北海道にしても骨をうずめるなんて考えられない。。。
東京にずっと居られるのならそれでもいいけど
もうしばらくはふらふらと、なりゆき(会社の辞令)に任せてみたい。
そんなモラトリアム人間です。
彼女が地元で楽しく働いて日々過ごせているのか、
また帰省した時にでも会って話をしてみたいです。
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