元単身赴任妻の日記

「妻は単身赴任中」から出産を機に別居解消しました。

女を知らない同僚

 

釣りっぽいタイトルにしてしまったので、最初に断っておきます。
これは下ネタではありません!!

個人的にちょっと衝撃を受けてしまった同僚の言葉についてです。



新年度になり、あちこちで新入社員っぽい初々しい人達を見かけます。
私の会社の入っているビルの中でも早速研修をやっているようで
若い子がフロアを歩き回っています。
オフィスビルのトイレの個室から出てきたら、
えらいべっぴんの若いお姉さん達が並んでてビビりました。。。
研修の合間の休憩時間だったのかな。
多分、保険屋さんだろうなー。


私の職場には新人さんは入ってこないのですが、
オフィスの中でも新入社員に関する会話をしています。
で、社内のおじさん達のおしゃべりを横で聞いていました。

社員A:息子、娘両方いる
社員B:子供は男の子のみ

ちょうど同じくらいの年頃の子供を持つ、アラフィフ社員です。

A
「新人さんの入ってくる時期になりましたねえ」

B
「いやあ、もう俺たちだと何十年前のことになるかね」

A
「うちの娘も高校卒業してこの春から社会人ですよ」

B
「へえ、もうそんな歳になったの?」

この辺まで聞くと、ほのぼのしたパパさん目線の会話。
私も横で微笑みながら聞いていたのですが、
この後の発現に衝撃を受けました。

A
「まだ化粧するのが慣れないみたいでね、毎朝大変そうにしてますよ」

(ふふふ…高校卒業したばかりだと化粧慣れしてないのも仕方ないか…)

B
「仕事に行くのに、化粧ってしないといけないもんなの???


私・・・・・(゜д゜lll)・・・・・・え・・・。

思わず、間に入ってしまった。
「け、化粧は男性の髭剃りと同じだと思いますよ…!」



「ほう…」と気の抜けた反応が返ってきたのですが
何故そんな風に思ったのだろうか。ワカラナイ。

断っておくと、A氏もB氏も仕事のできる常識人なのです。
奥様が専業主婦で子供は男の子だけ、さらに職場もほぼ男しかいない。
身の回りに会社勤めしている女性がいないと、そういうの知らないもんなのか?
まさかモデルさんやホステスさんの様なガッツリメイクが化粧だと思ってるのか?

こういう感じの。

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フリー写真素材ぱくたそ』さんよりお借りしました


確かに私は化粧薄いけどさ。


そりゃ、仕事上ふさわしい化粧というのはありますし
TPO
をわきまえて我々女性陣も毎日メイクアップしている訳ですよ。
さすがに普通の会社勤めなので盛り盛りのケバい人はいない。
血色良く見えるファンデにブラウン系アイシャドウ、きちっとした眉。
派手すぎない口紅。たいていの女性社員はこんな感じ。
ナチュラルメイクでも結構手間がかかるんだからね!

職場で女性のメイクについて、本人に色々意見するのは
場合によってはセクラハにもなりかねませんが…
私の職場の人達はそれどころか化粧の必要性すら知らなかった…orz
化粧はビジネス上のエチケットでもありますからねー!


ある意味では、男子校あがりの少年たちの様でもありますね…。
女性に対して色々幻想を抱いている…みたいな。
本当に私の職場は事務員さん含め女性が少なくて、
ましてや男性と肩を並べてバリバリ仕事している女性は
私の入社以前にはおりませんでした。
なので、女性の扱いというか、習慣を知らないのは仕方ないかも。


上記の化粧に関する議論は氷山の一角にすぎないのです。
化粧のことだけでなく、月周期の体調の変化や
転勤が人生に与えるインパクトの大きさとか。

女性が単身赴任するとどんな影響が出るのか…?とかね。



同じくらいの給料もらって働いている分、
女性をもっと気遣え!とか偉そうなことは言えませんし
同僚に余計な心配をさせないよう上手くやるのもテクニック。
決してフェミニズムを訴えているのではありません。
性別が違う分、ひとくくりには出来ない側面があるというのを
同僚にも知ってもらいたいのです。


女性の社会進出を引っ張ってきた先人達が苦労をしてきた様に
イオニアというものには障害が尽きません。
周囲の理解…これ大事ですよね。


今度ためしに、ノーメイクで出社でもしてみるか。
そんな勇気はないが、もし違いに気づかれなかった悲しいかも。。。